旅行などで海外に行く時に心得ておきたいことの一つに、行く場所の治安があります。
子どもと一緒に行くとなるとなおさら大切なポイントですし、そこでしばらく過ごして生活するなら安心して過ごせる場所がいいですよね。
私たちのデイケアNew World Learning Centerがあるのは、東南アジアで2番目に治安が良いと言われているフィリピンのダバオです。ダバオは過去にダバオ市長が治安改善に取り組んだ結果、フィリピンの中でも3番目の大きさの都市であるダバオの治安の良さは有名です。
今回スタッフが実際に子どもとどのように過ごしてどう感じたか、実際のタクシーなど移動手段利用時の事などをご紹介します。
ダバオでのタクシー利用
まずはダバオ空港から滞在先までのタクシー移動が私たち親子がフィリピンに到着してから外に出る第一歩でした。
空港内は空港スタッフや警察官が至る所に居ますので心強いですが、フィリピンの治安について調べるとタクシー料金の過剰請求について多く見かけたので心配でした。
では、実際にはどうだったかお話しします。
今回ダバオには夜のフライトで到着した為そもそもタクシーを拾えるかが不安でしたが、ダバオ空港を出るとタクシー乗り場があり深夜にも関わらず何台ものタクシーが並んで待機していましたので、そのまま先頭のタクシーに乗りました。
空港の敷地を出るゲートに警備員が待機しておりそこで車の窓を開けるよう言われたので何かと思ったら、メモを渡されました。
このメモはおおよそのタクシー運賃が書かれており、観光客のタクシー利用が多い空港からの乗車料金の過剰請求を防ぐために渡されるそうです。
それを知らなかった私は分からないまま持っていましたが、このように渡されるメモがあるだけでもとても安心感がありますね。
この他にも、娘とタクシーでクロコダイルパークに行く時に「ここから目的地まで幾らくらいか」を最初に運転手に聞くと、自分ではなくメーターが値段を出すと言って出発と同時にメーターをスタートしていました。
滞在先からクロコダイルパークまでの距離約10kmで実際に支払ったタクシー料金は350ペソほどだったと記憶しています。
結果的に10日間の滞在で3回タクシーを利用しましたが、行き先や料金でトラブルにはなりませんでしたし、通る道も事前に検索したマップアプリが表示していた道とほぼ同じで安心して利用できました。
便利なトライシクル利用
タクシーではメーターで料金が出ますが、近場移動に利用できるトライシクルはメーターがありません。
トライシクルの場合はおおよその距離と乗る人数で支払います。
5分ほどの距離(New World Learning CenterからSMショッピングモールまでなど)で膝に座れるくらいの年齢のお子様と一緒に乗った場合は30ペソほど、もう少し距離があるようであれば40ペソほどで利用できます。
トライシクルも料金を多く言われる事は無いので、幾らか分からない時は乗る時に行き先を伝えて「How much?」と聞いてから乗りましょう。
ドライバーは無口な方が多い印象でしたが、デイケアのあるVerdon Parc付近によくいるとても気さくなドライバーなど何度か利用すると覚えてくれる事もあります。
こちらはトライシクルを利用した時の動画です。
一人または子どもと外を歩く場合
午前中から夕方までの明るい時間はよく子どもと歩いて買い物に行っていました。
娘がフルーツが大好きで毎日沢山食べていて、住宅地を15分ほど歩いて行くと大きなショッピングモールがありその中にスーパーがあるので、散歩がてら「今日はどのフルーツを買おうか」と話しながら歩いていました。
娘には「離れず近くにいるように」と常に言っていましたが、これは路上駐車が多く通る車もSUVなど大きな車なので危ないとの意味です。
大通りは交通量が多く道を渡るときは車の途切れるタイミングを見計らって渡りますし、住宅街や脇道も車やバイクなどが車線のない道を避け合って走っているので、歩く時は周りを確認してお子様が飛び出してしまわないよう十分気をつけましょう。
暗くなってからも外の人通りは日中とあまり変わりは無く、15分ほど住宅街を歩いて夕食を食べに行くこともありました。
こちらが夜に娘とレストランから帰る時の動画です。
ダバオの私たちのスクール近辺のエリアでの治安は、夜に人通りのない暗い道を歩かないことや子どもから目を離さないことなど基本的に日本と同じ心構えで大丈夫です。
どちらかと言えば、道路脇に空いている穴や車通りに気をつけましょう。
ダバオの公共施設での安全について
外での治安についてお話ししましたが、ショッピングモールや観光施設などの人が集まる公共施設の安全についてお話しします。
New World Learning Centerから歩いて15分ほどにあるショッピングモールに行くと、全ての出入り口に警備員が立っています。メインの入り口とモールの中にあるスーパーマーケット直通の入り口には保安ゲートがあり荷物の中身を警備員に見せてゲートを通ります。そこまでしっかりとは中身を確認されませんが、一応セキュリティ対策はされています。
ダバオ中心地のナイトマーケットでも、マーケット内に入る入り口では荷物の中身とウォーターボトルの中身などを確認されます。そして、なぜかリュックサックは持ち込み出来ないと聞きました。
余談ですが、マーケット内のお店のトイレはあまり貸してもらえませんのでご注意ください。
どこに行っても、スリや置き引きなどにはあいませんでしたし見ることもありませんでした。
レストランやお店などには働いている店員の人数が日本の倍くらいいて警備員も配置されているので、危険な思いは一度もする事なく過ごせました。
最後に
フィリピンの中でもダバオはとても治安が良く親切で温かい方が多いです。
基本的には日本の生活と同じような自己管理をしていれば危険な事はありませんし、支払いなどが不安な場合は最初に金額を聞いてからサービスを利用しましょう。